■ポポロ1994年7月 ■明星1995年4月 ■ザ・テレビジョン1998年6月12日号
■マンスリーよしもと1999年9月
■JUNON2002年4月 ■TELEPAL2002年4月 ■無問題2インタビュー
-ナイナイブームについて。-
嬉しいやら、悲しいやらですね。舞台ではキャーキャー言われてますけど、
テレビで僕らを見てる人は、もう飽きてるんとちゃいますか。
ブームで終わらないようにしたですね。
-好きなモノって何ですか?-
う〜ん、他人のモメ事を見ることですかね。楽屋で出演者同士で、ネタの事なんかで
モメてることが多いんです。見てて楽しいです。
-初恋はいつ?どんな子だった?-
ボクね、初恋ってないんですよ。
よく夜にその子のことを思って、胸キュンになったりするでしょ。そう言うことが全くないんです。
今まで3回、女の人と付き合って3回とも騙されてたんで、女の人を信用できないんですよ。
騙されたって言うのは、相手にオt個がいたんです。
それもボクの友達。二人同時に裏切られたんですね。
そう言うことがあるとね・・・・・。
まぁ初恋と強いて言えば、小学校の3年の頃、教育実習で来てた人ですかね。
交換日記したりいてました。その後も何回か年賀状出したりしてたんですけどね、
今は彼女が何をしてるのか全くわかりません。
-究極のデートはどんなの?-
普通のデートが一番です。ピクニック行って、彼女の手作り弁当食べてって言う。
場所は大阪だったらどこでもいい。今までしたデートは、高3のクリスマスイブに、
『ロジャーラビット』って言う映画観に行こうとしたら混んでて、代わりにエディ・マーフィの
『星の王子さま ニューヨークへ行く』って言うのを観たんです。
そしたらエディのセリフで「このオ○コ野郎」って言うのがありましてね。
その頃僕、すごく純情だったんです。もうどうしようかと思いました
でも、その子にも結局騙されたんです。バイト先の友達と付き合ってましたから。
あとは21歳の頃、奈良公園で鹿に餌やったりですね。
-芸能界に入ってのハプニングは?-
テレビの週路kで、トミーズ雅さんの悪口言ったんです。カットされるだると思ったら放送されてて、
カットされるだおうろ思ったら放送されてて、こっぴどく叱られました。あの時はビビりました。
-趣味と特技は?-
サッカーです。好きなチームは清水エスパルス。特技はヨーヨー。得意技は「犬に噛まれた」。
いつも泊まってるホテルにヨーヨーを置いてあるんです。
-一番やりたいこと、欲しいもの。-
大阪でゆっくりしたい!と、パンツ欲しいです。ファンの子が送ってくれたらありがたいです。
手作り弁当はちょっと・・・・・・。前に事務所の先輩がファンから貰ったオニギリを食べてたら、
昆布が出てきたんだけど、実はそれ全部、陰毛だったんです。
この間、試しにファンからのお弁当開けてみたら、長い髪が入ってて、やっぱりダメだ!って。
-この世で一番好きな人は?-
?(・・・・)
-ファンに一言。-
浅く末永く応援して欲しいです。
●直撃5つのQ
Q1.自分たちのお笑いを食べ物にたとえると何?そのワケは?
ナタデココ。何かようわからんから・・・・。
Q2.好きな言葉とそのワケは?
最近変わりました。『勝つ』です。ワケは、そのまんまです。
Q3.好みの女性のタイプを具体的に!
巨乳だったらいい!
Q4.『初めての体験』を教えて!
21歳。びっくりしたぞ!
Q5.好きなスポーツとそのワケは?
サッカー。ワケはやってたから。
-サッカーに全てを捧げた、岡村先輩のライフスタイル-
カバンの中には、ジャージとスパイクとお弁当2個と食後に食べるアメちゃん。
あとは、なんもなし。
登校、朝練、昼飯便所、放課後と常に部活の仲間とツルんでました。
部活が終わった後は、必ず"ローソン"でカップラーメンと肉まんとフルーツジュースを食べながら、
ウダウダ語る・・・これが幸せやったんです。
-体育会系部員の急所である、期末テストも部員の団結力で打破。-
これは、茨木西高校・サッカー部tラグビー部に代々伝わる伝統の秘策なんですけど、
お教えいたしましょう。カンニングペーパーを椅子のちょうど太ももにあたるくらいの位置に貼る。
で、考え込む振りをして股を開いてすばやく見る。先生がきたら股を閉じる。この開閉作業の繰り返し。
これでバレたヤツはまだいません。
-サッカーが恋人。そう言い切る岡村先輩は、沸きあがるムラムラの欲望は、全てサッカーで浄化した。-
僕の恋人はサッカーと1人エッチでした。2学期ともなると、彼女ができるヤツがぼちぼち増えて、
昼飯を彼女と食うヤツがでてくるんです。そんな軟弱な男は、仲間はずれにして、
本当のさびしんぼはどっちだったのか・・・。
だけど僕は人気者でした。卒業文集の人気者部員で1位。あと遠足にはキュートな私服で可憐な男を
演出していたので、おしゃれ部門も1位に輝いたんです。
"勝利の女神"が降りてくるのを願ってます。
サッカーに関しては、"天然"になりますね。
相方の矢部もそうだけど、サッカーが絡むと仕事でも、お笑いであることを忘れてしまうほど。
それくらい好きなんです。
勿論、日本のワールドカップ出場は夢でした。最終予選、岡野選手が決勝ゴールを決めた瞬間は
いまだに忘れられません・・・。泣きそうになりましたもん、僕。
そんなんなったのは初めて。興奮冷めやらず試合後に近所を走りました。(笑)
でもキモチは高まるばありでね、選手が帰国した日に、兎に角祝福したくて、仕事でもないのに
テレビ局で5時間待って、やっと井原選手に会えて。
"ありがとう"って。ビックリしてましたよ、井原さん。(笑)
ま、あの頃は"天然"とは言え、もうちょっと尋常じゃなかったです。
日本のブルーのユニホームを見ると、高校でのサッカー部時代を思い出しますね。
同じ色だったんです。3年間FWでした。ヘタでしたよ、足が速いのと、よく声を出すのが取り柄で。
声を出さないと、試合に出してもらえないんです。常に声出して周りを盛り上げていた。
試合に出てもフェイントなんかできなくて、ボールを蹴って全速力で走る。
だから、岡野選手の事大好きなんです。
イイですよ、彼は。完全に自分の持ち味を武器に勝負していて。
僕は代表の中で一番期待しています。
岡田監督と番組でご一緒したんですが、"同じ人間が、同じ条件のもとで戦うわけだから
何が起こるかわからない"と、おっしゃっていました。
そう、ミラクルを信じましょうよ。五輪代表がブラジルに勝ったこともあるわけですから。
選手は自分の持っているものを全部を、グラウンドで出すわけ。
あとは、"勝利の女神"が降りてくるのを願っています。で、例えどんな結果であっても温かく迎えてあげたい。
帰国したらまた出待ちして"お疲れ様でした"とね。
-どうですか、久しぶりの映画は?-
恥ずかしながら、打ち上げでちょっぴり感動してしまいまして。"もう終わりか"って思いました。
-なぜ、舞台は基本的にコントオンリーなんでしょう?-
コントが好きなんです。
-岡村さん、口臭の原因と言われていた歯は治りましたか?-
おかげさまで(笑)でも、後2本治さなあかんのですけどね。
-毎年、巨大なナニかが好評なナイナイの舞台。今年は?-
作ります。ヒントは、乗り物でなんか作ろうかと。
-東京に出て、どのくらいの時期が一番しんどかったですか?-
5年前ですね。うっとぉしいわって言うのしか、なかったですから。
-現場に戸惑う相方を尻目に、香港映画にジャストフィットしてきたのが「無問題」主演男優の岡村だ。-
僕は子供の頃から、ジャッキー・チェンが大好きだったんです。
だから、香港映画の現場にいられるってだけで、ワクワクしましたね。
香港の現場は・・・一言で言えばムチャクチャなんです。
『あなたは誰?本当にスタッフですか?』って言う人が、ただメシを食ってたり、
そもそも撮影の進行もムチャクチャなんです。
まず、台本がない。実は香港では、これが当たり前で、撮影がすべて終了して、
さぁ編集って時に初めて台本を書くらしいんです。
だから現場では台詞が変わるなんて当たり前でしたよ(笑)
でも、僕はそんな現場が楽しくてしょうがなかった。
ま、同じ香港映画に出演が決まったキムタクに一言アドバイスするなら
『多分、君とこもムチャクチャやで。何か困ったことがあったら、いつでも相談に来てや』と言う感じですね(笑)
-岡村さん、どうでした?『無問題』その後の撮影は?-
もうね、香港のスタッフからしたら『飯=絶対』みたいなんです。
例えば、あと1シーン撮り終えたら移動できるって場合があるじゃないですか?
そんな時でも、飯が到着した瞬間に監督さんが『ハイ、飯!』ですから(笑)
こっちは『あとちょっと撮ったら移動できるやん』と思ってるんですけど、
向こうの人からしたら、冷めた飯なんで絶対に嫌みたいでしたね。
-そんなんで大丈夫なんですか!?-
ただね、香港スタッフにも当然ですけど、こだわりはあるんです。
それは、アクションシーン。
どうやら、最近の香港映画ってその手のスタッフが目一杯やれる作品が少ないみたいなんですね。
で、『無問題」は、あのジャッキーチェン・ファミリーが終結してますから・・・
もう根こそぎ集まったって状態ですから・・・アクションの撮影は大変でした。
自分としてはもうちょっとイケるかと思ったんですけど、10テイクが当たり前でしたね。
-なるほどなぁ。しっかし相変わらず楽しそうに話ますねぇ。-
正直言うて『もう終わってもうたな』いう感じですから。
恥ずかしながら、打ち上げではちょっと感動もしましたし。
打ち上げが8時集合だったんです。それで指定の場所に行くじゃないですか。
すると、皆で麻雀やってやがるんですよ。
全然、『乾杯』とか始まりそうにもないんですよ。
『香港ではいつもこうだ』みたいな事言われて、僕らずーっとそれを見てるしかなくて・・・。
結局、いわゆる打ち上げが始まったの1時間後でしたね(笑)
-ナイナイのライブはプラチナチケットである。その"始まり"をこう語る-
まわりから『ライブやらへんの?』みたいな事を言われ続けていたんです。
僕は『そのうちやる』って言ってたんですけど、いざ実行に移そうとすると、やっぱり大変じゃないですか。
テレビのレギュラーだけでも頭がいっぱいなのに、
其の上、ライブもやるっていうのは、どうだろうって思っていたんえす。
そしたら3年前、平成9年9月9日が来てしまって(笑)3つも9が並んでしまったし、
やらなあかんなぁって感じで始めたのがキッカケですね。
去年のイクラと米は、勿体無いことしmした。
サドルは、自分らとしてもおもしろく使えたし、客ウケも良かったんです。
ところが、イクラと米は、お客さんらもシーンとしてしまって・・・・。
実はスタッフからは『これは、すべるで』って猛反対されたんです。
でも僕が『いや、絶対ウケるから!』って言って作ってもらったけど・・・シーン・・でしょ。
いや、本当に勿体無いことしました。
-ナイナイのライブが『なぜ、1回公演なのか?』『なぜ大阪だけなのか?』
『まぜ漫才はやらないのか?』という3つの疑問だ。まず、なぜ1回公演だけなのか、聴いてみた。-
一発だけって、緊張感がスゴイじゃないですか。しかもライブはテレビと違って決め事が多い。
僕は普段、相方に進行を任せてしまってるんです。
だから決め事の多い舞台は、テレビではあり得ないほど緊張してしまうんです。
2年もやってるのに、一発目の台詞は必ず真っ白になってしまいますし(笑)
でも、だからこそやり終わったときの『あぁ、良かった』って快感が大きいと思うんです。
だからライブは一発でいきたいんです。
-岡村は相方の緊張ぶりをこう語る。-
僕自身、緊張してるから気づかない時が多いんです。
ただ・・・たまに頭を叩いてくるのが異常に痛い時がある。(笑)
おかしな叩き方してんなぁと思って、その時にはじめて、
『あれ?緊張してんのかな』って気づくんです。
で、去年は、1回目でそれを言うたんで、あんまり言わなくてもわかるやろなと思って、
一言だけ言いました。『頼むで』って。
-大阪での1回限りのライブ後、岡村は打ち上げの席に、最後まで座っているというのだ。-
テレビの仕事終わりの着きあは、照れくさいんですよ。
素の自分を出すのも共演の方の素を見てしまうのも、
なんだか恥ずかしいんです。共演者の方の中身を見てしまうと
『番組で顔を会わせたい時に新鮮じゃなくなんのかなぁ』と
言う思いも漠然とあるんですね。
でも、舞台終わりは、テレビの仕事終わりでは、ありえないことなんですけど、
1次会が終わって2次会、で、『次、いこうか』って言われても一緒に行ってるんです。
結局、朝方の7時8時まで飲んでる。きっと、ライブを必死でやって、
なんとか無事終わって気持ちよくなってるからその興奮をずっとキープしてたいんでしょうね。
-まだ3つ目の疑問が残っている。それは『なぜ漫才はやらないのか?』と言うクエスチョンだ。
が、意外なほどアッサリと、その謎は解ける。-
コントが好きなんです。東京に出て"天素"でコントを1日に何十本ってやらせてもらって・・・。
そんな経験が今までなかったから、キツかったけど楽しかった。
だから自分らを鍛えてくれるのはコントって思いが強いんですね。
今の僕らの年齢で漫才をやっても、説得力がないような気がするんですよね。
-岡村さん、普段はナニをしてるんですか?-
その・・・仕事終わってからの僕って、家におる時の俺って・・・たぶん・・クレイジーです。
-それは、どんな類のクレイジーなんでしょう。"静"なのか"動"なのか?-
えっとねぇ・・。
-一番怖いクレイジーですね?-
ワーって感じじゃないんです。休みとかあるでしょ。
そしたら一歩も家から出ないし、休みの前の日は、タバコをだいたい4箱、5箱買うんですよ。
出ていかんでもいいように。
-買い置きですね。-
はい。出る必要がないじゃないですか?
-普通の人は"出る必要"っていっぱいあると思うんですけど、ま、ないんですね、岡村さんにとっては?-
はい。で、下手すりゃ、電話もかかってこないか、一言もしゃべらない。
-一言もですか?-
だって、人に会わないでしょう。家出テレビ見てても、僕はつっこむワエじゃないから・・・。
『何言うてんねん!』とかも言わないし・・・。
だから家におる時は本当に、マジで一言も喋らない時もあります。
よっぽど・・・なんかこう・・・何かを踏んだとか、
そういう『あいたーッ!』って言えるぐらいの時しか喋らない。
あ、でもその時も、『あいたーッ!』って言わないですね。『ウッ!』なんでうめく程度ですね(笑)
だから、おかしいんですよ。本当に。
で、テレビつけてるんですけd、じゃテレビ見てんのか言うたら見てないんです。
なんか・・・空気銃で、粘土に向かってバーッと撃ったりしてるしなぁ・・・。
-最後の最後は、こんなコメントで終わりたい-
特にテレビなんですけど、ほら僕は自分勝手に突っ走るじゃないですか?
例えば、他のタレントさんとの絡みとかあっても、僕は流れとかを一切考えてないんですね。
でも、それができんのは、相方だけは、進行をしながらでも、いつも僕を見ているからだと思うんです。
-前回の『無問題』に続いて、香港製作映画の出演は2作目の岡村君。
どうやら香港映画の撮り方は、とってもアバウトに進んでいるようで。-
台本はないし、何を撮ってるかわからない。映画を撮りきれるかどうかもわからない、
日本に帰れるかどうかもわからない状況で、よく1本の作品に仕上がったな、と(笑)
結局、撮影は1週間余分にかかってしまいまして。でも監督は、"もっと時間がほしい"と言ってました。
"昨日、このシーンを撮り忘れたよ"と言うのは恒例のことやったし、言っちゃっていいのかな、
実は撮りこぼしもありました(笑)
-聴けば聴くほど、"よく完成したな〜"とシミジミしてしまうのだ。苦労した分、緒も入れの強い
作品になったみたい。-
前作の『無問題』では、骨折で自由に動くことができなかったので、今回はビジュアル系お笑い芸人として(笑)
思う存分動きましたね。ただねぇ、動きだけで笑わすのは難しいです。
香港で一番ウケたのは、僕の広東語の間違いだったんですよ。
"動きの笑いは世界共通"と誰か言ってましたけど、"ウソやな"と思いましたね(笑)
それでも"岡村隆史31歳やけどまだまだ動くぞ!"的映画になってますので、
香港映画が好きな人は、十分に楽しめると思います。
-きりきりまい状態の岡村君だったけど、嬉しい事態も発生。憧れのユン・ピョウと共演できたのだ!-
ユン・ピョウの前に出るだけで、ただのファンに戻っちゃうんですよ。サインももらったし、写真もいっぱい
撮りました(笑)
ユン・ピョウって、ストレッチもせず、いきなり本番でバック転をやっちゃうんですよ。44歳ですよ!?
"準備運動したらええのに"と僕が思うくらいや(笑)
そう言うのを生で見れただけで、幸せでしたね。
-かく言う岡村君も、今回はハードなアクションに挑戦シテルゾ。ワイヤーに吊られて飛びまくるシーンあり、
バスにぶら下がるカーアクションありと、兎に角多彩。-
バスにぶら下がったシーンは大変やったえど、楽しいキモチのほうが強かったな。
ただ、横にある木の枝に毛虫が沢山ついてて、よけるのが大変やったくらいで(笑)
大変と言う意味では、ユン・ピョウにカンフーを教わるシーンかな。
ユン・ピョウと会ってる間もないころの撮影やったから、失敗したくなくて。向こうはアクションのプロやし、
"迷惑かけたらアカン"と思うと、余計にテンパってきて・・・。
たった数秒のシーンなんですが、なかなかうまくいきませんでしたね。
-すっかり映画に魅せられた様子の岡村君。今後もスクリーンで私たちを楽しませてくれるのかな?-
-"香港映画に出たい!"と言うナインティナイン・岡村隆史の一言から生まれた映画『無問題』の公開から
2年余。続編とも言うべき『無問題2』-が完成した。
主演は勿論岡村。カンフーアクションシーンを多く取り入れ、前回よりもさらにパワーアップされた出来栄えだ。-
今回はアクション、かなりやりましたお!特にワイヤーアクションは楽しかったです。
辛かったのは、バスからぶら下がるシーン。本番始まるって言う時にバスが故障して、直るまでなっがいこと
ぶら下がったままで、辛かったわ〜。あまり長い時間吊るされていたんで、怖いという感覚もなくって、
その間、彼女に何か英語で話しかけられたんですけど、何を言ってるかわからなくて、聞こえないフリしてしもうて、
イヤなヤツ〜って思われたかも(笑)
-岡村が演じる木村健介は、酒井若菜演じる由美子と、香港の歌姫キャンディ・ロー演じるラムトイの双方から
愛される、まさに役得なキャラ。だが、撮影中一番辛かったのは意外にも・・・。-
キャンディー・ローとのキスシーン、いややったわ〜。何テイクも撮って、ホンマ7回はやりましたよ。
スタッフから『何回もできてよかったでしょ』とか『今日はいい日だね』とか言われたけど、とんでもない!
僕は緊張してずっと、「アイム、ソーリー」を連発して(笑)
彼女は大丈夫って言ってましたけど、あそこ、なんかイヤやったわ。恥ずかしかったですわ。
-また、岡村が小学生の頃から憧れてたアクションスターのユン・ピョウと、夢の共演が実現した。-
もっとスター、スターって感じかなって思ったんですけど、日本人の輪の中に自然に入ってきて
、一緒に弁当が食える人やった(笑)
カレは44歳で、もうそんなに若くないからって言っていたけど、生ユン・ピョウは凄かった!
彼のアクションを生で見られただけ幸せですよ。NGとかも見られて
『やっぱ、ユン・ピョウでも間違えるんやっ!』って(笑)
映画の中で一番好きなシーンは、ユン・ピョウにカンフーを教わる場面。
小学生の頃から見ていたスターt一緒にフィルムに収まっているなんて、ホンマ不思議やな〜幸せやな〜って、
今でもあのシーンは何回もビデオで見てます。
-前作の時から共通の香港スタッフもいて、片言の英語を駆使してコミュニケーションを取っていたそうだ。-
言葉はわからへんかったけど、コミュニケーションは取れてた。ん?取れてた気がする(笑)
食べ物もほとんど大丈夫でした。向こうの人はお弁当が来たら、札絵中でも中断してまず食べる(笑)
だからいつも温かいものが食べられて嬉しかった。でもヘンなのが、飲み物、コーヒー紅茶とか、
コーヒーレモンとか、絶対カップの中でケンカしてるぞ、みたいな組み合わせじゃないですか。(笑)
と思えば、パッケージにレモンのマークが付いていつのに、飲んだら豆乳やったとか。(笑)
アイスクリームに虫がパ〜っと、たかっている写真やった。しかも皆、それを美味しそうに食べてる(笑)
-前作ではサモハン・、キンポー、今回はユン・ピョウと大スターと堂々たる共演を果たした岡村。
今やすっかり国際スターの仲間入りか?-
ぜ〜んぜん、香港で声を掛けられたのは、日本人観光客だけです。酒井さんは香港でスゴイ人気で、
取材も殺到してたけど、僕は無視。
酒井さんは現地の新聞にも色々書かれていて、全部漢字だったけれど、
"爆乳""巨乳"だけはわかりました。(笑)
酒井さんとぐるぐる巻きになって抱き合うシーン、胸の感触、ありましたけど。(笑)
あれも恥ずかしかった。香港では待ち時間の時も、1回ロープを外すなんてことはしないので、
抱き合ったまま待たされて・・・。
顔も凄く接近してるし、間、もたへん(笑)
兎に角わかったこと、ラブシーン、苦手ですわ。そんなん僕やないですよ〜。
-まずは完成おめでとうございます(笑) いよいよ公開ですね。今の気持ちは?-
台本もなく、日本に帰れるかも分からない状況の中で、
よくひとつの作品として仕上がったな・・・という(笑)。
出演者だけでなく、スタッフのみんなが頑張ったと思います。
僕自身はビジュアル系お笑い芸人として、存分動けたという感じですので(笑)、
小さい人から大人の人まで、香港映画ダイスキ、という人も楽しめる作品だと思います。
-前作と比べると、よりリアクション色が強くなったなぁというカンジを受けたのですが・・・。-
今回は完全にコメディーということもあって、普段の仕事の延長線上というか、
その分やっぱりちょっと「負けたらアカン」っていう気持ちが
自分の中では強かったかもしれないですね。
台本がない分、みんな前に出てくるし、芝居も濃いので、
ボーっとしてたら全部持っていかれてしまうというか。
なんとかこう、一応主役やし(笑)
頑張らな、目をこっちに向かせなって言う(笑)。
-それはまるでデビュー当時のガムシャラな気持ちとオーバーラップしたというか。-
そうですね(笑)。もちろん、今でも「前へ、前へ」っていうのは変わらないテーマですけど、
やっぱりユン・ピョウが何かすれば彼に目が行くわけだし、
そこでどうたってこっちに目を向かせてやろうかな・・・って言う。
ユン・ピョウが指を指せば同じ動きをアドリブでやったりして、
なんとか「オレもおる!」って言うアピールをしてましたね。
-いきなり先の話で恐縮なんですが(笑)、次回作について何か構想はありますか?-
いやいや、そんな余裕なんてないですよ(笑)。ただ「無問題3」がどうtか言うよりも、
まだ同じ監督とやりたいっていうのはありますね。
まだ3本しか出てないけど、映画は単純にやってて楽しいし、オファーがあれば是非出たいです。
-最後に、あらためて岡村さんからみなさんにメッセージをお願いします。-
こんなストレートなコメディーって今、ほとんどないやないですか。
好き嫌いはあるでしょうけど、新鮮ではありますよね。
自分としては「感動しました」「いい映画でした」と言われるよりも
「なんや分からなかったけど、おもろかったなぁ」って言われるほうがええかなぁって。
ムチャクチャだけど、チケット代1800円分くらいの価値はあるんじゃないかなって思いますよ(笑)。 |
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